みしょのねこごや

Diary - 2009年1月

寝台特急 富士

今日,寝台特急『富士』号で東京に戻ってきました!!

実は富士に乗るのはこれで2度目なのだけれど,前回は体調の悪い中の行軍だったので,ちゃんと乗ったのは今日が初めてです!

昨日(5日)の16:43に大分駅を発車して,門司で富士ぶさに進化,下関で機関車を付け替えて,加古川付近で下りの富士ぶさとすれ違い。米原で運転手交代して朝の10時に到着致しました。

やっぱり旅充としては寝台特急で寝ちゃまずいわけなのですが,途中で1度,あの退屈な山陽本線前半でついうとうとしちゃいました。それ以外はちゃんと起きてられたから良かったかな。

一番印象に残っているのは,かしら。長い長い道のりをやってきた富士ぶさがほんの一瞬だけ出逢って,あっという間に帳中に消えていく様は,まさに旅そのもの。CLANNADは人生だろjk。

あ,あと海から昇る朝日はまさに天照のごとく荘厳でしたし,富士山も相変わらず雄大でした。真っ白な富士山が眼前に広がった辺り,車内大盛り上がり。更に機関車の切り替えが合計4回も見られるというあたりも魅力的ですね。もう鉄オタ大歓喜。あと,富士から富士ぶさに進化するとき,ちゃんとhead markも変わるんですよ。いいねぇ。

もう多分乗る機会は無いだろうけど,だからこそ良い旅でした。


去图书馆

そんなこんなで今日は非常に眠かったので,文京区と荒川区の図書館巡りをしてきました。一応両方の利用証を作ったのだけど,荒川区の日暮里図書館はびみょぉに遠いので,多分文京区を主に使うことになるんだろうなぁ。

大体の本は東京大学の図書館で揃うのだけど,話題書とか一般小説,新しめの新書が沢山ありました。今年はその辺りの本も少し読んでみようかと思っているのです。

CSRF脆弱性

困ったなぁ……。また別の方法を探さないと。。。。


あ,バーババのはこそーり消しといたよ!!!

ありがとね!!!

Alhambra, اصفهان, Caserta, Linderhof, Cheval, Bomartzo, Flora, Mathias, Versailles, Obelisk, Zámek, Isola Bella, 'Αμφιθέατρο, Ορφεύς grotta, Neuschwanstein, Santa Maria della Concezione!!

Consulting Corporationの就職面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返されたらしいっすよ奥さん。

相変わらずid:Hashおもしろいfunny場を提供してくれる。というのも,彼がconsulting corp.の就職面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返されたというのだ。

まぁ別に僕にとっては,その面接の時の彼が如何に浅はかだったか,なんてことはどうでもよいのだけど,なんか間違った方向に進んでるようなのでまぁ一番の浅はかさは,「社員さんの反応が『微妙』であることを悟」って諦めたあたりじゃないのかね。。彼は(進む向きは別として)進む速さはだいぶ速いので,きっと何とかするだろう。

そんなことよりそのcomment欄のバカらしさと言ったら無い。「面接官が何を聞きたかったのか」に始まり,「どう答えるべきか」「どのような訓練をすれば受かるか」といった『技術論』が延々と続いている。もしconsulting companiesがこういう流れを意図していたならば,つまりこの質問をされたときにまず面接官が何を聞きたがっておりそれに対してどのような回答をするのが望ましいのかを理解した上で質問に答えてほしいと思っているのならば,それは結局consultingという業種が『相手のほしがっている回答を与える』という仕事,(まさに某先輩が2年前に仰っていたように)中身のない『虚業』である,ということになる。虚業はいずれ化けの皮が剥がれ,中身の無さを露呈して崩壊するのだろう。

僕はconsulting業はそういう業種ではなく,もっと頭の良い人たちの集まっている場所だと思うのだけれど,「Consulting company内定者」やら「業界人」やらが似たようなことを言っているのを見ると,

前置きが長くなってしまったけど,僕がこういう記事に対してreplyするなら,次のようなことを書く。というわけで本題に入る。


「じゃあ,最近"俺ってスゲー"と思ったことは?」

何だろうなぁ,とちょっと考えてみたのだけど,結局のところ「生きていること」なのかねぇ。こんな複雑な世界の中で生きてるってことが一番すごいことなのかな。周りから空気の分子がぶつかってくるし,上には大量の空気が気圧となってのしかかってくるし,重力とか電磁気力とか光がガンガンかかってくる中で,なんかよくわからないけどご飯食べて動いて考えて排泄して生きてますよってのが一番「俺ってスゲー」なことなのかね。

これだとconsulting companyの就職面接での回答としては不適切なんだろうかねぇ。確かに他の人から見れば「スゲー」とは思われないかも知れないけど,でももっと人々は「生きてることがスゲー」と思って良いと思うんだよね。だってそうでも思ってないと生きて行けないじゃん。「他人からスゲーって言われなきゃダメだ」なんて価値観だと,上ばかり見てしまって,過去ばかり,先人ばかり見てしまって押しつぶされちゃて,結局何も向上できないような気がするんだよね。

生きてるってコトはそれだけで進歩なんだから,昨日の自分より多くのことを考えてるし,多くのモノを知ってる。それだけで十分すごいんじゃないかね。

でもやっぱりconsulting companyに対する就職面接での回答としては不適切でしょうかね?「もっとこう……客観的に評価できることで」なんて言われちゃうかもね。でもそれなら「最近"俺ってスゲー"と思ったことは?」じゃなくて,「最近なにかスゴいことをしましたか」って聞いてよね。そしたらまた答えるから。

……僕だったらこんな感じで答えるかな。

研究した内容を発表すると云うこと

昨日,研究室でひっそりと,修士論文発表の練習会が行われました。僕らの1つ上の学年。その練習会の中で,先輩方の発表を見ていて感じたことや,或いは教授らからの「発表はどうあるべきか」という助言などを,簡単に覚え書きとしてまとめてみようと思います。

……と思ったのですが,よく考えたら1年ほど前にid:yuyarin4年生の卒研発表を見学してきて感じたこととして似たようなことを書いていて,それがとても本質的なので,彼のに若干補足したり修正したりする感じで書いてみようかと思います。

勿論僕は素粒子理論なので,特に理学的な視点から見た形になると思います。学術的価値観が違う場所では,以下はその価値観にあわせて修正されるべきです。


研究の背景
  • そもそも何をやったのか
    • この研究でどのような進歩が達成されたのか
  • 何故その研究をやったのか。
    • 過去の理論にはどのような問題があるのか
    • どうしてそのような問題に至ったのか
    • それを研究することでどのような進歩があるのか
  • 問題設定は適切か
    • その問題設定は本当に問題となっているか
    • 前提に誤りはないのか
    • それは自然に出てくる発想なのか
    • 不自然な道具立てを使っている理由は何か
発表の構成
  • 何をやったのか
  • 何故それをやったのかどのような問題があったのか
  • なぜその状況設定がうれしいのか
    • どのような観測結果と整合しているのか
    • どのような問題を解決しているのか
    • 用いた仮定が如何に自然であるか
  • 映像資料は論理的に構成されているか
    • 論理展開は正しいか
    • 技術的な話に陥っていないか
    • 一般論と特殊な場合とを区別しているか
    • 自分のすごさを論理的に主張できているか
  • 映像資料は聞き手にわかりやすく作られているか
    • 聞き手に理解出来る分量か
    • 無駄な式や記述が無いか
    • 記号や文字の意味をきちんと記述しているか
    • 何が仮定で何が事実で何が要請かわかりやすいか
    • 主張したいことを主張できているか
    • 自分のすごさを効果的に主張できているか
発表の手法
  • 落ち着く(cf. 西尾流)
  • 練習では時間を気にする
  • 本番では時間を気にしない
  • 質問に対してどの資料が対応するかを把握する

と,寝なければいけない時間になってしまったのでこの辺りで。また気が向いたら書きます。おやすみなさい!