みしょのねこごや

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先日は「傍観者」のことに注目してしまって書き忘れたのだが,言うまでもなく今回の戦争の責任は Россия の国民にある。政治的怠惰は罪である。彼らが政治的に怠惰であったために Путин による独裁を招いたわけで,細かな違いはあるけれども第二次世界大戦の日本人や Deutsche と同様の責任はある。なので経済制裁によってどれだけ苦境に陥ろうとも自業自得だろう,まずは Крим を Україна に返還してから自分の生活の心配をしてほしい。

そういうわけで僕も Россия と中国の国民,および Россия と中国の機関に所属する人間に対して距離を置くことにした。具体的には今後,仕事上のつきあいを「できる限り回避する」ことにし,またこの server への接続も完全に禁止した。したがって中国と Россия からは(通常の方法では)この web page は見られなくなったし,email も届かなくなったはずである。

本当は「できる限り回避する」ではなく全面遮断したかったのだが,ここ数年で数人の共同研究者が中国に行ってしまったので中途半端な対応になってしまっている。香港や中国辺境の状況を考えるとあまり中国の科学や教育に貢献したくはないんだが……。

政治的怠惰といえば,実は日本・ישראל・Magyarország も Россия や中国と似た状況にあるのでは,としばらく危惧していた。どうやら ישראל 国民はそこまでバカではなかったようなので,心配なのは日本と Magyarország ぐらいだろうか。まあ日本は侵攻する先がないので apoptosis だけに留まりそうだが……。


まあともかく,Україна との国境をいくつか訪れてきた(ほんのちょっとだけ Україна にも行ってきた)。だいたいの物事は想像力の問題なので,想像力に優れていればわざわざ訪れることなしに(つまり国境警備のみなさんの手を煩わせることなしに)想像できたのだろうけど,あまり想像力には優れていないので,実際に行って見てみてよかったと思う。国境で見たのは想像していたものや報道で見たものとは全く異なった風景だった。

Magyarország の国境駅 Záhony ではいつもどおり駅員が業務しており,Україна へ向けて列車が発車していた。Záhony から Чоп / Мукачево への電車には数十人が乗っているように見えた。

Україна からの列車も到着していた。僕がみた列車は Budapest の避難所へと直行するものだったため人数は分からないが,数百人が乗っているように見えた。最初は 20 分遅れとなっていたのが最終的に 90 分遅れで到着したことに,避難民の多さと受け入れの大変さが感じられた。

駅では Україна からの(Budapest に直行しない列車での)避難民のために温かい食事が提供されており,支援にあたっている人は避難民よりも多いように見えた。もちろんこれは当たり前で,避難民は国境駅に滞在するのではなくて首都に移送されるからだ。Budapest では大きな arena が避難所となっているらしい。UK や Italia,France からの車も来ており,特に UK からの bus には大量のぬいぐるみが積まれていた。


次の日は Beregsurány にある国境へ向かうことにして,汽車と bus で向かったのだけれど,Vásárosnamény の停留所で一緒に bus を待っていた人が Україна 人だった。彼女は 1 歳ぐらいの子供を連れており,Magyar と Українська をしゃべっていた。Україна に向かっていた。同じ bus に乗っていた 20 人ぐらいの人たち:老人と女と子供:は国境を越えて Україна へと戻っていった。

国境の向こう側,Україна 側にはたくさんの車が停まっていた。普段の状況を知らないのでよくわからないが,Magyarország から来る人を待っているのだろうと思う。知人を待っているのか taxi のつもりなのかはわからないのだが。ちなみに珈琲が飲みたかったので cafe を探したのだけれど,閉まっているようだった。

もちろん Україна から Magyarország へとやってくる人・車もそこそこあったが,国境はそれほど混雑していなかった。


Magyarország の政府はそれなりにちゃんとやっているようで,Україна から Magyarország へと徒歩で来た人は必ず避難所へと送られるという体制になっていた。車や自転車の人はそうでもなかったので,おそらく公安上の都合ではなく,単に徒歩で来られて街までの道でなにかが起きては困るからだろうと思った。避難所もすべて集約されて首都の大規模 arena へと一括で送られるようになったので,(公安上の理由というよりは)体制の整備が進んだのだろう。


一番の驚きは,僕からは Magyar 人と Україна 人が見分けられないということだった。停留所の親子のことも完全に Magyar 人だと思っていたのだが,運賃支払いのときに財布に Україна 紙幣が見えたことでやっと気づいた。Záhony の駅の人々も,誰が支援者で,誰が避難民で,誰が地元の人なのか,全く見分けられなかった。実際に国境に行ってみるまで,「避難民」かどうかは見た目からは全くわからない,という事実に気づかなかった。

というか,そもそも「避難民」という概念が well-defined でないのだった。Budapest に戻ってきて,よくよく注意して眺めていると,Budapest で見る旅行者のなかに Українська 系の言葉(つまり Українська あるいは русский :僕にはそれらを識別できない。以下では Українська[?] 語 と記す。)をしゃべる人が多くいることにも気づいた。Suitcase や乳母車を引っ張っているのだけれど,Українська[?] 語をしゃべっている。Cafe で仕事をしていても隣から Українська[?] 語が聞こえてくる(というか今この日記を書いている瞬間も)。彼らは Україна (あるいは Россия)からの避難民なのか?それとも旅行者なのか?そもそも避難民と旅行者は区別できるのか?


以上のことを総合して気づいたのは,戦争は完全に日常の中にあるということだった。国境は普通に機能しているし,避難民は旅行客そのものだ。それなりの支援はあるが,それでも完全ではないだろう。ということは,僕が海外に出かけるのとあまり変わらない。僕も家を離れて旅行することは多くあるし,どこの国でもお金さえあれば生きていける。それでも家に帰らないと仕事が無かったり,宿泊費や外食代がかさむから,海外旅行はせいぜい 1 ヶ月ぐらいしか続けられない。彼らも似たような状況にある。

となると,戦争が起きたときに本当に必要なものは,海外でも働ける能力だということになる。あるいは,避難民が本当に必要としている支援とは,職場であり,あるいは労働移民として受け入れてくれる国であるということになる。

これは実は恐ろしいことで,現代の本質的な問題「労働価値の低下」と関わってくる。労働力は余っていて,人の価値は下がっている。だからこれまで EU 諸国や USA は海外からの移民に対して渋い顔をして,あるいは拒否してきた。Україна からの(および今後予想される Россия からの)避難民に対してそれができるのだろうか? 出来なかったら人道上の問題だが,出来たとしても人種差別の具現になってしまうのではないか。本当に恐ろしい話だ。

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