みしょのねこごや

Diary - 2024年1月

日本に年に 1〜2 回訪れているので,日本という映画をストロボ写真のように,一断面を切り取って眺めることになる。今回の断面には,「日本はケチ臭い国になった」という題名が付くことになった。

僕は電車の運賃を10円単位で比較するような,非常にケチ臭い人間で,東京も同様に非常にケチ臭い街なのだけれど,そういうケチ臭さが日本の至る所に波及したように見える。いよいよ貧しくなったとということなのだろうか。

Inbound は,外部の人間に来てもらうことで価値を創造する営みなのだが,それは gross の,真水の価値ではないように思える。実は価値を創造していないのに創造されたように感じてしまう麻薬。農林水産業と加工貿易(対外国のみならず対都市圏という意味でも)による真の価値創造を見捨てて麻薬に逃げてしまった以上,地方は落ちぶれていく一方なのだろう。