みしょのねこごや

Diary - 2017年10月

完全に鬱の初期症状

35 歳で素粒子研究をやめる,と決めたらなんか楽になった。

こんな仕事,LHC で何か見つからない限りやっても何にもならない。

きっと公言しておけば connection やら recruiter やらで仕事は見つかるだろう(要約:仕事ください)。

そのときには Olympic も終わってるし荒廃した日本でやっていくのよさそう。

当方,日本語と英語が十分に操れます。ヘブライ語がすこししゃべれます。もうすぐ言語も増えます。

とにかく数学と情報科学に強みがあります。数学面では統計的処理と情報の可視化について専門知を持っていて,情報科学面では大学で学ぶ程度の理論知識にくわえて,Web から数学関係までの software 開発の経験があります。

Inftastructure 周りは,もう10年以上自分で server を運用 (https, smtp, imap, ssh) しています。最初は自宅鯖でしたが,いまは VPS に載せています。AWS を最近勉強しはじめました。

とかでどうなんでしょうね。


実はこれには付随条件として,Italia で住む家が来週までに見つからなかったらやめる,というのもある。

I would like to terminate this contract. まで書いて送れずにいるというのは完全に甘えだけど,いろいろ催促されていて疲れた


判断をしないといけないことが多すぎて判断がなにもできなくなっているのでもうダメ以外の感想が無い


こういうときの判断だいたい間違ってると知ってるんだけどそれでも避けられない感があって感がある


しかしどうしようにも実際ここ二週間まったく仕事できてないしどうもこうもないんだよな……


なんかもうマジで判断いっさいできなくなってるし,何も判断せずだらだらと日々を生きて当座をしのげばいいかな感でてきた,どうせ何もしなくても給料出るし,出なくなったらやめればいいし,最悪っぽいけど最善っぽい


日本か台湾に何か仕事ないかな。

何かってアレだけど python3 使ってなんかやってるところとか(言語指定で業種も絞れそう),最初は skill-up の意味で試用期間とか有期雇用あたりで始めたい感じだな,台湾だと漢語も勉強できて便利だしな。

最初は来週日本に行ったあと研究会を cancel してそのまま逃げて台湾で 3 ヶ月ぐらいボーッとしていようかと思っていたけど,ボーッとするの出来ないこと知ってるし退屈でしょうがなくなりそうだったのでやめた。かといってここにいても,最近は何もする気が無いのでただ睡眠薬を飲んで起きての繰り返しをしている。

来週は日本に出張だけれどもその準備もまったくできていない。

日本か台湾に仕事があるんだったらすぐにでも物理やめてこんな国出て行きたいんだけど,そういうわけでもないからそうもいかない。

学生の頃は気力が無くなってもやることがあったけれど,卒業して以来やりたいことをやって生活していたので,やるきがなくなってやりたいことがなくなったときにどうやってなにかをやったらいいのか,困っている。


すこし回復した。ダラダラとやっている。

家が見つかって,契約の申込みをした。これが承諾されればこのままここに 2 年いるのだろうし,承諾されなければ,これ以上の面倒には耐えられないだろうから,やめるんだろう。

しかし日本の稚拙な民主制度を考えると,この先 3 年半の期間に日本で暮らすということもあまり考えたくない。田舎に蟄居するとか,選択肢はあるだろうけど,好んで住みたい場所というのは減ってきている。

とりあえず家は見つかったので,最初の条件は満たされそうだということになって,なので出張には行くことになりそうで,従って準備をしないといけないので,脳機能はあまり回復してないのだけれど,やっていくつもりではある。

事務手続きのため,14年前の自分のいたトイレに立ち寄っている(東大2次試験)。7年過ごしたトイレでもある。

こくわがたがあいていて良かった。龍岡門のあたりは様変わりしていた。

Padova で住む家が見つかって,契約の申込みが受諾された。したがって「Italia で住む家が来週までに見つからなかったらやめる」というのは無くなって,少なくとも 2019 年まではこの仕事を続けることになった。

最初の 2 週間で 1 件も見つからなかったので完全に諦めていたのだけれど,ぎりぎりで見つかった。この調子で LHC でもなにか見つかってほしい。

僕は物理学の検証可能性をよすがにやっていっているので,(astrophysics に伴う systematic uncertainty,および LHC より先の実験を行うことの費用を考えると)beyond the Standard Model の検証可能性というのは LHC にかかっているので,LHC で何か見つかるかというのは重要で,たとえば tenure track にのったとしてもその後の研究費を得る気力にかかわるだろうから,何もでなかったら続けていくのも泥船みたいなものだろうと思っている。


とりあえず最大の懸念が解消したので,精神的にもだいぶ楽になったのでは無いかと思う。これであとは,Italia の郵便局がなぜか配達せずにそのまま ישראל に送り返した荷物をもう一度送ってもらって受け取って,それから Italia の郵便局が配達してくれることになっている銀行の card を受け取れば,生活の問題はとりあえず大丈夫になる。

まあその程度の(?)問題は許容できると思うので,物理の(仕事上の)問題にも取り組むことができるだろう。

日本海,地中海,太平洋,コーヒーむぎ,六文銭。

鬱病と診断されうる状況になったのはたぶん 10 年ぐらいぶりのはずで,復旧した今から思い返すと,おそらく脳の問題なのだろう。さすがに 2 日間を(緑寿庵清水の)金平糖(と水)だけで過ごす脳というのは正常な状態だとは思えないので,一時的に伝達物質だか受容体だかの案配が(化学的に)崩れていたのだと思う。

そもそも科学研究というのはうまく行かないもので,うまく行かないことをなんとかしてうまく行かせるからお金がもらえるのであって,したがって常に精神的には困難な状態にある。僕の仕事は比較的 engineering 寄りであるけれども,それでもだいたい作業時間の半分以上は問題解決のための試行錯誤であるので,つまり仕事上はほぼ常に問題をかかえている。それゆえに生活上での問題を少なくして,あるいはやればやっただけ単調上達するような(水泳,楽器,料理,game といった)趣味で自己満足することで,釣り合いを保つようにしている。

そういう状態にあると,生活がうまく行かなくなったとき,あるいはそういう趣味をやる余裕がなくなってしまったとき,精神の安定,つまり脳内の化学物質の組成や受容体の状態が乱れてしまう。

断りたくない仕事というのは時々あって,そういうのはもちろん断らないのだけれど,それは一部に,仕事の(というか人生の)capacity を増加させられるかもしれない,という贅沢な驕りがあって,今回もそうで,しかし結局丸 2 週間 "literally dead" だったので,無理は無理ということで調節をするほうが持続可能なのだろう。この脳は速度だとか可塑性だとかと言った点でいろいろ便利なのだけれど,負荷耐性を高めることは考えない方がいい構造だということがわかる。

それにしても無事に招待講演が(普段通り)できてよかった。

一度しか行ったことない行きつけの居酒屋という概念がある。最初に一人で居酒屋に行ったのは確か 19 の時に和倉温泉駅で夕ご飯を食べたときだったと思うが,それは単純に他に店が無かったから入っただけで,居酒屋として使ったわけでは無かった。まあ大学生の頃は旅行では当地の特徴的な料理を食べようと思っていたので,「一般の」居酒屋に行くことにあまり興味が無かった。

居酒屋に行こうとして居酒屋に初めて行ったのがいつか,というのはもはや覚えておらず,吉田類を知る前なのか後なのかすらあやしいので,もしかしたら吉田類を見て,そういう様式での居酒屋利用という概念を知ったのかもしれない。


Twitter は割と日記の代替になっていると思っていたけれど,何もしていないはずであった時間に表現や内容をじっくり考えながら(それでも刹那的に)構築していく日記という手法は(もうしばらく忘れていたけれども)Twitter の pure instantaneous な表現よりも言葉に対して正しく向き合っているような気がする。

Twitter には SNS であるという魅力はあるけれども,もはやその魅力も低減し,(原価)償却されてしまったと考えるべきだろう。Internet 上だけで social であることにこだわるというのも妙な話である。


仙台に来た時には足を伸ばして通うことになるのは間違いないだろう。