5月12日
中間試験が終わり,採点も終わり,講義の準備と,学部生の卒業論文審査の相談と,学生引率旅行の計画と,seminar 講義の講演者への連絡と学生の出席確認に明け暮れている。そういえば先週金曜日の mini test の採点もやらないといけないんだった。
そんな感じで旧知の各位に連絡を取っているのだけれど,東大の人間はみんなどんどん偉くなる,怖い。大叔父の教え子が東大教授をやっているので入学当時に挨拶に行ったのだけれど,久しぶりに名前を調べたら超有名な某機構の理事長になっていた。いろいろな大学の web site の教員一覧を開くと,当時の同級生の名前が当たり前のように出てくる。そういえば某掲示板にいたあの人はどこにいるのか,と思うと,裁判官になっていたり,企業法務の弁護士になっていたり,東京で大学教員をしていたり,神奈川で大学教員をしていたり,超有名企業で働いていたりする。同期に連絡をとってみたら,別の同期が世界中の誰でも知っている会社で先端研究をしていることを聞く。一体何なんだ……。もしかして,あの日,入学式で武道館に集まった(いま振り返れば)ガキたちは,実はみなとんでもない人間ばかりだったのか……?
もちろんそれは外形的な話だとわかっていて,みんな当時の延長線上にあって,各人が各人なりに日々できることをダラダラとやっていった結果なのだろう。というか僕がそうなので,みなもそうだと思いたい。とはいえちゃんと思い返すと,まあ僕は全体の中の真ん中かちょい上ぐらいなので,当時からヤバい人間はヤバくて,ずば抜けて賢かったり,ずば抜けて激務をこなしていたり,その両方だったりする。東京っていうのはそういうところなのか。小学生の頃から心理負荷に耐えて切磋琢磨し続ければ,そういう知的にも肉体的にも頑丈に育つんだろうか。東京は怖いところです。
そういう人たちに email を書くと,なぜだかわからないけれど 10 分かそこらで返ってくる。24 時間働いているんだろうか。いやもちろん日本は午後 6 時だから,勤務時間ではあるのだけれど,突然の email に 10 分で対応する能力の高さはあいにく持ち合わせていなかった。とんでもない界隈ではそれが普通なのかもしれない。
あいにく精神的に頑強ではなかったためにそういう世界から距離をおいて,精神の振幅を小さくして安定化させるために最大強度の 7 割で生きることにしてしまった。できることしかできない,というのは当然なのだけれど,ちょっと卑屈にもなる。本当は金曜日に送ろうと思っていた email は,別の情報を聞いてからにしようと考えて結局今日になった。本当は日曜日に送るべきだった email は,ちょっと気分が乗らないから昨日送った。日曜日の夜に送ろうとした email は,さすがに週末に送るのは失礼かなと思って,今日になってしまった。そんなのんびり人間になってしまった。ときどき,頑強な人間が羨ましくなる。
Comments
Robertkeels 2026/05/13(Wed) 01:13:07
Sawubona, bengifuna ukwazi intengo yakho.