まえおき
東京大学の理科2類で生物に囲まれて育った僕は,生物実験に嫌気がさして,ついカッとなって物理学科の学生になってしまったのです。
「こうなったら物理学に生きるしかない!」そう思った僕は,「ん?待てよ?これから物理と付き合うのなら,Webに物理のpageが無いのはおかしいんじゃね?」と考えました。というわけでついカッとなってこんなpageを作ってしまいました。
これから何を書いていくのかは全く未定ですが,というかそもそもどれくらい更新されるのかさっぱり解らないのですが,まぁ気長に見守って下さい。
ちなみに,所属は勿論物理学科で,心の中も物理学科なのですが,でも10%ぐらいは情報科学科だったりします。
Seminarの記録
物理学科に入学してからこれまでにやったseminarの記録です。
| 2006年(学部3年) | ||
| 春 | J.J.Sakurai - 量子力学 教養学部・物理工学科との自主開催 | |
|---|---|---|
| 散乱理論の前までやった。初めてのseminarで,教養学部の人たちのすごさに愕然とした。 | ||
| 夏 | 山本義隆 - 解析力学 教養学部・物理工学科との自主開催 | |
| 生物情報科学の特別programに参加していたため殆ど参加できず。申し訳なかった。 | ||
| 秋 | Bose-Einstein Condensation 学部の必修講義 : 初田教授,平野講師 | |
| 前半ごく一部を読んだ。Résumé有り。 | ||
| 2007年(学部4年) | ||
| 春 | Peskin - Quantum Field Theory (Part I) 物理学科での自主開催 | |
| 春休みと夏学期前半で,Part Iを読み終わりました。Résumé有り。 | ||
| 秋 | Peskin - Quantum Field Theory (Part II) 物理学科での自主開催 | |
| 開催中。Part IIの繰り込みの部分を,冬学期の間でやる予定です。Résumé有り。 | ||
| Weinberg - Quantum Field Theory 素粒子論M0 | ||
| 開催中。東大素粒子論の進学予定者を中心に。Résumé有り。 | ||
| QCD勉強会 素粒子論M1 | ||
| 参加中。興味のある分野なので,修士課程の方たちのなさっているseminarに,observer参加させていただいてます。 | ||
Seminarで使った資料
みしょがseminar発表の際に使ったrésuméや,或いはseminarの内容をまとめたものなどを置いておきます。基本的にはseminar参加者向けのつもりですが,同じく物理(主に素粒子論)を専攻している学生の一助になれば,とも思っています。
古いものほど,間違いが多く含まれています。特に2007年4月以前のものは危険なので十分注意してくだしあw。最近のものはあまり心配要らないとは思います……。
致命的な間違いがありましたら,みしょまで連絡するか,或いはもっといい資料を作って贈って下さいwww。
また,僕以外の参加者が作ったものについては(所有はしていますが)ここでは公開していません。Seminar参加者には必要があれば印刷してお渡ししますが,作成者が特別に許可しない限り,それ以外の方に僕から公開・配布することはありません。
Pethick & Smith --- Bose-Einstein Condensation in Dilute Gases
- 2006.10.31 Section 3
- 2007.01.30 Section 5 後半
Peskin & Schroeder --- An Introduction to Quantum Field Theory
- 2007.02.13 Chapter 1
- 2007.04.24 Chapter 2
- 2007.02.23 Section 3.5 後半
- 2007.06.20 Section 4.5
- 2007.03.16 Section 5.3
- 2007.04.22 Section 6.3
- 2007.10.22 Chapter 8
- 2007.10.21 Section 9.5 (本橋)
- 2007.11.25 Section 11.1 (西尾)
- 2007.11.25 Section 11.2 (本橋)
Weinberg --- The Quantum Theory of Fields
- 2007.10.22 Section 2.1, 2.2 & Appendix 2.A
- 2007.10.27 Appendix 2.C (山本)
- 2007.11.17 Section 3.2
論文のようなもの
物理学科 卒業研究 "Linear Collider —to-> Relic Density"
学部の特別実験にて,卒業研究のまねごとのようなことをした。
宇宙に暗黒物質がどれほどあるか,については,人工衛星による観測で推定されているが,実は次世代の線形加速器を用いても推定できる。その推定精度について,Fengらが2001年に提出した結果をもう少しimproveしようと試みた。
PDF: http://www.misho-web.com/phys/papers/bachelor_thesis.pdf
講演っぽいもの
2008/03/30 ハチロク世代第一回卒研発表会
ハチロク世代の企画にて,先述の卒業研究の結果を話した。
内容を要約したものを公開しているが,これはあくまでも要約であることに注意されたい。
げ……charmとstrangeの位置が逆になってる;;;;Herwig++による加速器simluation
Install
必要なものは,以下の3つ。(括弧内は2008年6月24日現在の最新版)
- Gnu Scientific Library (Ver.1.11)
- ThePEG[Wiki] (Ver.1.20)
- Herwig++ (Ver.2.20)
まずGSLを
$ ./configure
$ make
$ su
# make install
し,次にThePEGについても同様のことをやったら
./setupThePEG.bin --init --exitonerror -L../lib -r ThePEGDefaults.rpo ThePEGDefaults.in /home/misho/Archives/ThePEG-1.2.0/src/.libs/lt-setupThePEG.bin: error while loading shared libraries: libgsl.so.0: cannot open shared object file: No such file or directory
make[1]: *** [ThePEGDefaults.rpo] エラー 127
と帰ってきて涙目wwwwwwwwwww。
この原因は,どうやらGSLが/usr/local/lidにinstallされ,ThePEGのmake時にそれを探しに行けなかったためのようです。っていうかCentOSとDebianは,/usr/local/libを検索pathに入れないのね。というわけで,/usr/local/libも検索対象に含めることに。
まずvi /etc/ld.so.confとして,ld.so.confの末尾に/usr/local/libなる行を追加。
$ su - # 次にその結果を反映させる。
# ldconfig
# exit
$ make clean # そしてmake
$ ./configure
$ make
$ su
# make install
結果,成功!
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Herwig++についても同様に
$ ./configure
$ make
$ su
# make install
とすれば大丈夫でした。規定値では全部/usr/localにinstallされます。
Manualで予習
arXiv:0803.0883からHerwig++のdocumentをdownloadして印刷。そしていま眺めているところです。
ISAJETの導入について
Herwig++による加速器simulationの過程で,ISAJETというprogramが欲しくなったので,導入しようと思ったのです。が。こいつが依存しているCERNLIBというlibraryが,超不親切設計で,導入に大変苦労したので,導入手法を書き残しておきます。っていうかINSTALL MANUALぐらい作ってくれよ……。
今回僕は,CERNLIB 2006年版(最新版)とISAJET 7.78を,CentOS 5.2に導入しました。導入時には,manualの他に,以下のweb pageを参考にしました。
- http://chogc.blog9.fc2.com/blog-entry-286.html
- http://www.jlab.org/Hall-D/software/wiki/index.php/CERNLIB_Installation
wgetのURLや,directoryの位置(export含む)は適宜変更して下さい。
Motif関連の導入
なんかよくわからないのですが,Motif関連のものが要るらしいので,それっぽいものを全部installしました。lesstifだけで良いのかもしれません。
$ sudo yum install openmotif
$ sudo yum install openmotif-devel
$ wget http://downloads.sourceforge.net/lesstif/lesstif-0.95.0.tar.gz?modtime=1149940333&big_mirror=1
$ tar zxvf lesstif-0.95.0.tar.gz
$ cd lesstif-0.95.0
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
fsplitの導入
fsplitというprogramも必要です。適当にGoogleから探してきて,導入しました。
$ wget http://www.microcosmos.co.jp/download/FreeSoft/fsplit.tar.gz
$ tar zvxf fsplit.tar.gz
$ cd fsplit
$ make
$ sudo make install
Xbaeの導入
途中で「Xbaeが無いよ」と怒られたので導入しましたが,導入してもやっぱり怒られました。CERNLIBの方のbugなのかもしれません。要らないかも。
$ wget http://downloads.sourceforge.net/xbae/xbae-4.60.4.tar.gz?modtime=1148919782&big_mirror=0
$ tar zxfv xbae-4.60.4.tar.gz
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
CERNLIBの導入
通常のsoftwareではmake installの時に,compileした(実行時に必要な)filesが適切な場所に導入されます。しかし,CERNLIB(およびISAJET)は通常のprogramとは異なり,installする時にtemporaryのつもりで利用したdirectoryに,そのまま実行用のfilesが置かれるようです。そこで,いきなり/cern/2006にsourceを展開することにしました。
$ mkdir -p /cern/2006
$ cd /cern/2006
$ wget http://cernlib.web.cern.ch/cernlib/download/2006_source/tar/2006_src.tar.gz
$ wget http://cernlib.web.cern.ch/cernlib/download/2006_source/tar/include.tar.gz
$ tar zxvf 2006_src.tar.gz
$ tar zxvf include.tar.gz
$ export CERN=/cern
$ export CERN_LEVEL=2006
$ export CERN_ROOT=/cern/2006
$ export CVSCOSRC=/cern/2006/src
$ export PATH=/cern/2006/bin:$PATH
$ cd $CERN_ROOT
$ mkdir -p build bin lib build/log
$ cd $CERN_ROOT/build
$ $CVSCOSRC/config/imake_boot
$ gmake bin/kuipc
$ gmake scripts/Makefile
$ cd scripts
$ vi Makefile # INSTPGMFLAGSの-sを削除
$ vi $CVSCOSRC/packlib/kuip/code_motif/iconwidget.c
ここで,38行目付近の "void _XmDrawShadow ();" をcomment-outする。
#ifndef __APPLE__ //void _XmDrawShadow (); #endif$ gmake install.bin
$ cd $CERN_ROOT/build
$ gmake
複数回実行した場合,xsneut95.datへのsymbolic linkが既に存在する,と怒られる場合がある。
その場合はrm $CERN_ROOT/lib/xsneut.95.datするとよい。
$ mkdir -p $CERN_ROOT/share/lib
$ cp $CVSCOSRC/geant321/data/xsneut95.dat $CERN_ROOT/share/lib/.
引き続き,nypatchyを追加する。
$ cd ~
$ wget http://cernlib.web.cern.ch/cernlib/download/2006_source/tar/nypatchy_boot.tar.gz
$ tar zxvf nypatchy_boot.tar.gz
$ cd p5lib
$ g77 -c *.f
$ ar cr libp5.a *.o
$ cd ../
$ g77 -o nypatchy nypatchy.f p5lib/libp5.a $CERN_ROOT/lib/libkernlib.a
$ mv nypatchy $CERN_ROOT/bin/
ISAJETの導入
ようやく本番。とりあえず,~/Isajetに入れることにした。
$ cd ~
$ mkdir Isajet
$ cd Isajet
$ wget http://www.hep.fsu.edu/~isajet/isajet.car
$ wget http://www.hep.fsu.edu/~isajet/Makefile
$ wget http://www.hep.fsu.edu/~isajet/isared.tar.gz
$ vi Makefile
僕は以下のように設定した。その他の設定も含めて,きちんと設定しましょう。
CERN = CERNCERNDIR = /cern/2006/# don't forget the backslashPDFLIB = PDFLIBFSPLIT = fsplitLFLAGS = -L$(CERNLIB) -lpdflib804 -lmathlib -lkernlibYPATCHY = $(CERNBIN)nypatchy$ gunzip isared.tar.gz
$ make isatools
$ make
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