自殺
様々な奇抜な手段を用いて自殺する,かわいいウサギのえほん。"Two bunnies juggling chisels during an eclipse"には噴いた。その他にも思わず「ちょwwww」と言いたくなる自殺方法が挙げられている。あっさり首を吊れよ,とww。
是非とも本棚に飾っておきたい,とってもおしゃれな絵本。
読了。2007年11月。
2007/11/05 20:52:12
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ウサギのえほんの第2弾。最初の本よりも奇抜さがだいぶ増しているwww。
中でもオススメなのは,裁判官に殺されようとしているウサギ。こっちみんなww的なかわいさが素敵。それから,崖の上に爆薬を設置して,その崖下で待機して自殺しようとしているウサギにはマジで噴いたw。
他にも,shopping cartを使った自殺方法,Hurry Potterの本を注文することによる自殺方法など……これはマジで面白いw。
読了。2007年11月。
2007/11/05 21:07:12
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mmk大先生オススメの一冊。まだ読んでない。
これから読む。
2007/11/05 21:08:09
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Internet
最近僕が何となく考えていたことがそのまま題名になっている本があったので,買って読んでみた。僕の考えについては近いうちに日記に書くことになるだろうけど,とりあえずこの本について。
この本は,「結構頭の良い著者」が,「Websitesの閲覧に時間を費やしているのはバカと暇人だけだ」という主張を「webにあまり詳しくない人」および「このネタで盛り上がりたいバカと暇人」に向けて書いた本。World wode web (WWW)の現状を紹介しているだけであり,それ以上の話,例えば今後のwebはどのようになるのか,或いはどうすればwebをより良いものに出来るのか,などについては何も議論していない。
著者が「バカ向けのwebsite」を運用している関係で,バカにも分かるような説明となっているし,「どうすればWeb上で効果的に商品を宣伝できるか」など,企業の広報担当には良い本であろう。また,「webの雰囲気」というものが簡潔に箇条書きとして整理されているため,bloggerのreferenceとして使うことも出来よう。
ただ,内容が薄っぺらい(Webにどっぷり漬かっている僕のような人たちには当たり前すぎる)ので,この本を通じてwebの今後について議論することはできない。
学術的・理論的ではなく,商業的・実用的な本である。
読了。2009年6月。
2009/07/05 11:52:08
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その他
「大学の専門家」の書いた本。こういう人物が大学組織の中に居ない(居ても声を上げられない)現状が悩ましい。
2007年9月発売だけあって,最新の大学事情が良く書かれている。新書なので2時間程度で読めるし,内容もとても面白い。大学に関係のある人には是非読んでほしい本。新書で安いし。
東京大学も頑張ってほしい。まだまだ改善できる点は山のようにあるんだけどなぁ……。
読了。2007年10月。
2007/10/09 22:44:20
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電車の中がヒマだったので,買って読んでみた。
女性の品格,という題名ではあるが,(当然のことながら)書かれていることは男性にも当てはまることであり,参考になる。
ただし,書かれていることは当たり前のことである。その「理想論」をちゃんと実践出来るかどうか,が本人の品格に関わってくるのだろう。あまり内容は深くないが,参考書として置いておくには良い本。
読了。2008年1月。
2008/01/04 17:53:46
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ももちゃんおすすめの一冊ってことで読んでみた。
最近は「うつ病」というのが色々な意味で一般化し,世間に浸透(或いは氾濫)した感があるが,それとの対照である「躁病」あるいは「躁」についてはあまり人気がないようだ。
精神科医には変な人が多い,というのは僕のstereotype的な思い込みであるが,本書も精神科医の著者らしくなかなか不思議な空気を醸し出している。ももちゃんの好きそうな本だ。
ただ,躁は鬱とは違って,それが病気なのか性格なのか,一時的なものなのか本質的なものなのか,の区別がひどく難しい。況んや,躁が「良い」ものなのか「悪い」ものなのかを判断することは不可能であろう。
躁について考えると憂鬱になるらしいが,精神科医などはまさにそうであろうと思う。幸いにして僕は精神科医ではないので,躁について考える必要はない。
躁について考え始めると人生とか社会とかそういった哲学的な領域に踏み込んでしまいそうで怖いので,そういった憂鬱な仕事はももちゃんに任せておこうと思う。
読了。2008年12月。
2008/12/23 23:16:29
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あとでかく
1991年に書かれた本!
友人であるcafistarに薦められて。
脳出血などの結果として高次脳機能に障碍を負った医者の自伝。通常であれば我々の理解できるところに出てくることの出来ない「高次脳機能障碍」という「人間の状態」が,医者である故の知識・客観性と,そして更に彼女の強靭な精神力とによって,我々の知るところとなっている。
僕は最初,脳が「変わってしまう」とどうなるか,という点に興味を持って読み始めたのだけれど,この本の内容はその想定を大きく裏切ってくれた。結局,「脳がどうなっても人は人として変わらない」のである。或いは,その変化は連続的なもので,人はどこまでも人間なのである。
もちろん,医学的な内容にもとても驚き,感動した。脳はどこまでも強靭で過疎的で,40億年以上も続いてきた生命の柔軟さという強さを改めて思い知った。脳は使えば使うほど良くなる。脳トレしなきゃな!!
しかし,この本の神髄は,彼女と彼女を取り巻いている人々との強い関係性にある。生物としての強さ以上に,人間が「社会的な生物」であることの強みを強く思い知った。(だから僕はこの本を「社会科学一般」に分類している。)
結局,彼女の脳機能は僕の脳機能とは違うけれども,それ以上に僕と彼女とは違うのだ。
読了。2009年7月。Bedの上で泣きながら。
2009/08/08 13:28:33
東京大学総合図書館
修士論文の口頭試験の直前に,素粒子論研究室のM2たちの間で密かな流行となった本。中路&佐藤に薦められてついうっかり買ってしまい,そのまますぐに読んだ。
なぜそのような流行が実現したのか。それは,第四章「勇・敢為堅忍の精神」にかかる以下の補注による。
『勇気が人のたましいに宿れる姿は,平静すなわち心の落ちつきとして現われる。平静は静止的状態における勇気である。敢為の行為が勇気の動態的表現たるに対し,平静はその静態的表現である。真に勇敢なる人は常に沈着である。彼は決して驚愕に襲われず,何物も彼の平静を紊さない。激しき戦闘の最中にも彼は冷静であり,大事変の真中にありても彼は心の平静を保つ。地震も彼を震わず,彼は嵐を見てわらう。危険もしくは死の脅威に面しても沈着を失わざる者,例えば差し迫る危険のもとに詩をよみ,死に直面して歌を吟ずる者,かかる人は真に偉大なる人物として吾人の賞嘆するところであり,その筆跡もしくは声音従容としてなんら平生と異なるところなきは,心の大なることの何よりの証拠である。――吾人はこれを「余裕」と呼ぶ。それは屈託せず,混雑せず,さらに多くをいるる余地ある心である。』
読了。2010年1月。修論発表という破滅を前にして。
2010/03/19 16:51:07
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人気の本もチョットは読んでみるか,と思って買った。
大学教授らしい文献に裏打ちされた緻密な考察が,誰にでも分かるような story (文字通りの意味で!)として書かれているので,そりゃ人気も出るなぁ。良い本だと思う。
もちろん世界の浮動は小説よりも奇なので,この本に固着すべきではない。。。
読了。2012年12月。
2013/02/01 09:31:05
@hari_nezumi。
森さんに勧められて読んだ。この本の point は,この本(原著)の出版が 2000 年だということ。
『流行』の原因は少数者・粘り・背景という 3 点,少数者はSalesman・Maven・Connector,といった具合に整理されており覚えやすい。
具体例が非常に豊富だけど,豊富すぎて咀嚼できないままになりそうで怖い。Application は宿題,といったところか。
読了。2013年1月。
2013/02/01 09:35:47
森玲奈さん。
日本の公安警察の歴史と現状について,具体例を中心にして述べた本。もちろん部外者の立場から。
一般論と具体例が入り交じっているので精読には向かない。さらっと流し読みした。あとは reference としての利用だな。なにはともあれ,一冊にまとまっているのはよい。
読了。2013年3月。
2013/03/17 12:58:58
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ジュンク堂で平積みされてたので『辺境的な生き方でも生きていけるようにしたい』と思いながら買った。
著者は東大の博士課程の方らしい。身内だった。Journalist かと思って買ったら,学術書だった。面白かった。具体例だらけなので読みやすい。
例えば,洗濯するとき,ときどき漂白剤を入れてしまう。なぜか。
例えば,食器を洗うときに洗剤を使う。何故か。
それらは一種の儀式として,その儀式を経れば安全だという信仰として行われているのだと思う。
社会の漂白は,そのような存在しない「安全」を求める信仰の結集だ。
何が「良い」か,という命題には答えられなくても,「安全は良い」という命題には yes と答えたくなってしまう信仰がある。「安全は良い」そして「安全は存在する」という信仰(の存在に気づかない我々)は我々をどこへ導くのだろうか。
読了。2013年7月。
2013/05/10 12:55:22
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日本の「世間」の構造について暴いた本。
著者は,日本には対幻想である恋愛が存在しない,と宣言する。故に対幻想の結晶としての夫婦が存在せず,従って家庭が共同幻想に支配された「世間」となっている,という論理である。
内容は面白いし,様々な要素を 1 つの story に仕立て上げているので読み応えもある。しかし,論理があまい。言葉の使い方がいい加減だ。世間や社会に対して「近代化」という言葉を使っているのを見ると,(特に Diamond の『昨日までの世界』を読んだ後では)このオッサンは単に西洋文明を盲信してるだけだな,と見限ってしまう。もうちょっと文献引用しろよ,と思ってしまう。
学者の書いた本だから学術書なのだ,と思ったのが間違いだった。随筆なのだと理解してからは,楽しんで読めた。おすすめできる。特に「日本には対幻想である恋愛が存在しない」に始まる日本家族論は,家族とか夫婦とか恋愛とかの在り方を気にしている人に読んでもらいたい。
読了。2013年7月。
2013/07/09 00:31:15
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