書き込み対象の日記
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質問技能について,或いは僕はどうやって質問技能を手に入れたか。
今日はたまたま,まとまった空き時間が出来ています。あと2時間弱を無為に過ごさなければなりません。というわけで,「『なんでも質問する』姿勢と『ググってから質問する』行動」という記事がとてもおもしろかったので,「質問するという技能」について思うことを書いてみようと思います。
この記事は,「発声練習」というblogの記事です。はてなbookmarkをご愛用の,はてブ厨のみなさまはよくご存知かと思いますが,このblogの内容は大学生や大学院生にとっても役に立つと思うので,読んでみるとよいとおもいます。
その記事の「まとめ」の所に,
- なんでも質問する」姿勢は重要!
- 適切な答えは適切な質問からしか得られない。
- 適切な質問をするのは簡単ではない。たくさん質問をしてみるということだけが適切な質問を得るための唯一の方法。
- 「他人に向けて発するのは適切な質問だけ」という内部規定を作るとまったく質問できなくなる。
という記述がありますが,僕もこれに全面的に同意します。というか,この4行が全てです。
僕が大学での6年間で身に付けたもののなかで最大のものは多分質問技能だと思うのです。
僕は地方の,いわゆる「普通の」高校から大学に入学してきたので,最初の2年間の駒場時代(教養学部時代),特に初めの頃は,周りは天才ばかりなんだと思ってました。講義中に分からないことがあっても,それは単に自分の理解力が低いだけで周りの秀才たちはみんな分かっているのだ,と思っていたので,講義中にはあまり質問せず,講義が終わった後に教員に質問しに行くという形をとっていました。講義中に質問をすると,それで講義の進行が阻害されて,周りの人にとって迷惑になると考えていたのです。
僕は他人の頭で黒板が隠れるのが嫌だったので,出来るだけ前の方に座るようにしていました。で,教員に近いから比較的講義中に発言しやすかったのですが,板書の明らかな間違いを指摘することはあっても,あまり「質問する」ということは無かったように思います。
ただ,数ヶ月もすると,だんだん「僕が分からなかったところはみんな分かっていない」ということが分かってきます。講義後に質問に行ったときに,他の人の質問を聞いていると(実はこれは講義を理解する上でとても重要なことなのですが),僕が分からなかったことと同じことを他の人が質問しているのです。
というわけで,それに気づいてからは,講義中にも少しずつ質問をするようになりました。この頃の僕は
- 講義後にはできるだけ教員の所に質問に行くようにしていた。質問が無くても,とりあえず行って他の人の質問を聞いていた。(実際,時間的制約でこれができなかった講義は,よく理解できなかった。)
- 「僕が分からなかったところは実はみんな分かっていない」ということに気づいた。
- 講義中であっても,「他の人も分かっていないだろう点」については質問するようになった。
というところです。
つまり講義中の質問は,『良い質問』に限って質問していたということです。これが出来るだけでもだいぶ質問技能が高いと言えるでしょうが,しかし今から思い返すとこれではちょっと不十分です。本当は,講義中に質問を思いついたら,自分で考えても分かりそうにない場合には何でも質問する,というのが,自分の質問技能を高める上で最良の手段なのです。
僕がこのことに気づいたのは,大学に入ってからかなりの時間が経った頃です。だいたい大学4年のころ。大事なことは,
- 教員は,「質問が講義の流れを阻害する」などとは思っていない。
- 教員は,ときどき「講義内容が多いから急いで進めなきゃ」と考えるけど,大体の場合は「進度よりも理解してもらうことが大事だ」と考えている。
- バカな質問があると,質問のhurdleが下がって他の受講者が気軽に質問できるようになり,他の人が「素晴らしい質問」をしてくれることが期待できる。
ということと,更に
- これは「度胸」さえあれば誰にでも今すぐにでもできる
ということです。最後のコレが一番大事なところです。つまり,質問技能を向上させるには,「度胸」が一番大事なのです。
ちなみに,質問するのに必要な度胸は,後ろの席に行くに従って指数的に上昇します。列目に座っているときに必要な度胸は,最前列に座っているときのおよそ
倍ですので,僕のようにあまり度胸の無い人は最前列に座るとよいと思います。度胸のある人と質問技能を高める気のない人は僕に前の方の席を譲ってくださいww。
ところで,質問する機会というのは別に講義の時に限らず,研究をしているときや仕事をしているときにも生じるわけです。で,2ちゃんねるなんかで質問するとググレカスと言われるわけですね。
講義をしている教員は教えるのが仕事だから,(講義中であれば)ググる前に質問しちゃえばいいのですが,こちらはそうは行きません。というわけで,「他の人に質問するときにはググってから質問すべきなのか,それとも思いついたらすぐに質問するべきなのか」という問題が生じるわけです。で,この答えについては元記事の「『なんでも質問する』姿勢と『ググってから質問する』行動」が正解を書いているので,そちらを参照してください。
僕が言いたいことは,「講義では思い切って質問しちゃえ」ということです。
ところで,最近僕は大学院ももう2年目になり,他の大学の人を講師として呼んでseminarをしてもらったり,いろいろと研究会などに出かけて発表を聞いたりしているわけです。で,そこで大量の度胸を消費しながらいろいろと質問を繰り出したりしているわけですが,そういった中で自分の「質問技能」にもいくつかの課題が見えてきました。つまり
- 「質問を思いつく」のは案外むつかしい!!!
- In international conferences, I have to ask questions IN ENGLISH!!!!
- 何もかもわからないときにはただ黙って座っているしか無い!!!
という3点です。最後の2つはどうしようもない(場数を踏むしか無い/知識を増やすしか無い)として,最初の課題は早急になんとかしなければなりません。おそらく「話されている内容を自分の頭で考えてきっちり咀嚼して,その中から自分の分からないところを見つける」しかないのでしょう。そしてたぶんこれが,「質問技能」の最大の本質なのだと思います。あー,がんばらなきゃなー。
Comments
Commented by yamakan at 2009/10/17(Sat) 21:48:20
今さら感があるけど、
ちょっと考え方が変わった。
質問技能は聞き手として必要な能力だと思うんで
これからも、もっと鍛えていきたいとか思った。
相手が気持ちよく話せる聞き手になりたい(`・ω・´)
Commented by ありす at 2009/10/29(Thu) 16:06:20
はじめまして、いつもつまんないなと思いながら読ませて(をて
と言うジョークはおいといて・・・
質問なんかした事なかったわマジ。なんでやろ?
つーか今も大学生なんだけど質問なんかしないわ・・・・
はっ!質問能力がない?
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