11月21日
慶應義塾大学 SFC Open Research Forum "創の bazaar" に寄せて
あまりにも良い話だったので書き残しておくことにする。
きっかけは今日もやまあるさんだった。
#orf2013+OR+ORF+SFC+-逮捕+-松原研+-松原+-准教授+-"matsubara-labo"+-"headlines.yahoo.co.jp"+-条例違反+-容疑
— 見浪巴宏 (@ymrl) November 21, 2013
准教授が児童買春で逮捕された結果、ORF公式ウェブサイトに表示されているツイート群の検索クエリが准教授関連のツイートを排除するように設定されてるのマジで良い
— שפפדת (@ntddk) November 20, 2013
すでにかなり良い話であるが,この状況下でやるべきことは他にない。
即ち
SFC の ORF に出るMatsubaraじゅんきょうじゅが未成年者とセックスした疑いで捕まった 【明るく樹てよう 新秩序】
— 博士(女子大生と婚活) (@Misho) November 21, 2013
この状況下でまずは "ALL" 検索で表示させることに成功する。次に狙うは "TOP" である。そのためには,その tweet の重要性を高めなければいけない。色々な方法を模索した。Hashtag を付けたり,URL を付けたりした。作戦は功を奏した。
慶應 SFC の ORF http://orf.sfc.keio.ac.jp/jp/ に登壇予定だったMatsubaraじゅんきょうじゅが未成年者とセックスした疑いで捕まったので,ORF はその話題を排除しようと躍起になっている。 【明るく樹てよう 新秩序】
— 博士(女子大生と婚活) (@Misho) November 21, 2013
ちなみに同時期に(元凶であるところの)やまあるさんも類似の投稿をしているが,こちらは失敗に終わっている。この辺りからみしょの徳の高さを窺い知ることが出来る。
慶應 SFC の ORF 2013 に出展予定だったまつばら先生が条例に違反して捕まってしまったので登壇が取りやめになってしまった
— 見浪巴宏 (@ymrl) November 21, 2013
さて,これでめでたしめでたし,のはずであったが,事態は突然思わぬ方向に展開する。検索 query が『みしょ対応』されたのだ。
- 旧query
- #orf2013+OR+ORF+SFC+-逮捕+-松原研+-松原+-准教授+-"matsubara-labo"+-"headlines.yahoo.co.jp"+-条例違反+-容疑
- 新query
- #orf2013+OR+ORF+SFC+-逮捕+-松原研+-松原+-准教授+-"matsubara-labo"+-"headlines.yahoo.co.jp"+-条例違反+-容疑+-じゅんきょうじゅ+-Matsubara
もちろん,この変更は,先述のみしょの tweet を排除するためである。ORF の website を管理している人たちの努力が伝わってきて,穏やかな気持ちになることができる。
そういうわけなのでこちらも少々ひねりを加える。
『慶應SFC #orf2013 http://orf.sfc.keio.ac.jp/jp/ に登壇予定だったまつばら先生が未成年者とセックスした疑いで捕まったので ORF はその話題を排除しようと躍起だ』旨のツイートをしたら,そのツイートが現れないクエリに変更されたwウケる。
— 博士(女子大生と婚活) (@Misho) November 21, 2013
いい話である。
この発言が再び ORF の website 上に載ったのかは定かではないが,その後のやまあるさん(元凶)の 2 つの tweet がとても趣深いものだったので,僕はもうそれだけで十分なのです。
ORFのサイトの「ORFに関するツイート」、ついに @sfc_orf がfavoritesに登録した発言しか流れなくなった
— 見浪巴宏 (@ymrl) November 21, 2013
ORF期間中中の人が手動でツイート選別して流すのか……人間の暖かみがある。
— 見浪巴宏 (@ymrl) November 21, 2013
慶應 SFC の open research forum というのは手作りの良さが伝わってくる暖かな催しだなぁ,と感じました。めでたい。
分析
ものごとを "open" にしようと思えば,とりわけ Internet 上では情報の control が出来なくなる。むしろ Internet の存在により,すべてのものが "open" になりつつある。だから,不都合な情報が飛び込んでくることは避けられない。このような時代を生き抜くには,いわゆる『煽り耐性』,すなわち少々こまったことが起きても動じない強い心というものが重要になってくると考えている。「不都合な情報」を見たとしてもほとんどの人間はその情報を重視しないし,ゆえに炎上なんてそうカンタンに起こらない。これからの情報化監視社会を生き抜くために,心を鍛えて防御力を高めておく必要がある。